
今日は、アスペルガーの夫の特徴の中でも、
悩み事を何度も口に出し続けちゃうエピソードを紹介します。
そして、それに対して私が行っている対応法を書いてみたいと思います。
結論は「言葉で伝わらないなら、紙に書く」です!
大人アスペルガー特徴【悩みごとを繰り返す夫】
彼の職業はテニスコーチ。
ちくわの趣味もテニスということもあり、一緒に試合にエントリーするのが恒例。
今年もちょうどお互いが休みの日に試合があったため出場することにしました。
ちくわからすると、テニスコーチ=毎日テニスしている
という考えだったのですが、夫いわく
試合のテニスとコーチのテニスは全く違うらしく、試合での調子がイマイチ。
コーチ病とも言える、守りの打ち方(レッスン生達が打ちやすいスピードがゆるい打ち方)しか出来ず、攻めることが出来なかったようです。
それでも、私からすると「やっぱり上手だな」と思うショットの連発だったのですが、夫は全く納得できなかったよう。
勝率も3勝1敗と悪くはなかったのですが、帰り道夫は終始悩み顔なのでした。

やっぱりコーチしながら試合出るべきじゃないのかなぁ…。
ねーねーどう思う…?
最初は自分なりに考えながら、返答していました。
しかし、帰り道ずーーーーっと同じようなことを言っているので、こちらもどんどん疲れてくる。
実は、これもアスペルガーの特性で、相手がどう思っているかをイメージ出来ないので、会話が常に一方的になりがちなのです。

①試合に勝ちたい
②だから負けるとイライラする
③でも練習していないから勝てない」
合ってる?
これには、夫も深く頷きました。
しかし、練習せずに試合に勝ちたいなんて「働きたくないけどお金は欲しい」と言っているのとまったく同じなので無謀。
そこで、帰り道のおしゃべりの中で、選択肢を3つ出してあげました。

①負けるとイライラする→試合にはもう出ない
②試合にどんどん勝ちたい→時間を作って練習する
③試合にそこそこ勝ちたい→今のまま出場する。しかし負けてイライラすることはせず割り切る。
この3つだと思うけど、どう?

夫は一度は納得し、そこそこ勝てればいいかという決断にいたったのです。
そこから一度は、違う話題になったのですが、また途中から悩みが再発。

やっぱりコーチしながら試合出るべきじゃないのかなぁ…。
ねーねーどう思う…?
↑さっきと全く同じことを繰り返す夫。

さっき選択肢3つ出してあげたやん!(もうしつこすぎて、切れ気味)

よく分からないんやもん!!!
さぁこの問題・・・どう解決すればいいのでしょうか?
対応法は紙に書くが正解
アスペルガー夫の特徴がよく出ているエピソードでした。
私の夫は頭の中で、問題を把握し、イメージしながら物事を解決するのが非常に苦手です。
今回の場合、彼にとってテニスの試合に勝てないことはとても大きな問題でした。
だからこそ、何度も言葉に出ちゃうし、いくらこちらが言葉で問題を整理してあげても、納得まではいかないようです。
そこで、1番良い解決策が
紙に書いてあげること。
アスペルガーの夫は、聴覚よりも視覚が優位という特徴があります。
よって、言葉で伝えるよりも、紙に書いてあげたり、メールなどの文字でおこしてあげる方が彼自身も安心するようでした。


あの時の、夫の安心した表情が忘れられません。
お家に帰って、先ほどの選択肢3つを紙に書いて説明してあげると、スムーズに理解してもらえました!
アスペルガーパートナーがいらっしゃる方ででそういった悩みがある方は、一度試してみてはいかがでしょうか?