
今日は私の夫の凄まじい”集中力”。
いわゆる過集中について書いていきたいと思います。
これは、定型発達の人にはもちあわせていない特殊な能力です。
自分が熱中したり、楽しいと思うことは、何時間でもやり続けることが出来ます。
むしろ、自分がそれをやっていること自体を忘れてしまいます。
最終的には、ご飯を食べることも、寝ることも、トイレに行くことも忘れてしまうこともあるのです。
夫と暮らしてもうすぐ2年ですが、そんな過集中を発揮した具体的エピソードを紹介します。
大人アスペルガーの特徴~過集中~
以下、過集中の例を挙げていきます。
ボーリングはひとりで連続20ゲーム
私たち夫婦は付き合う前にちょっとした「賭け」をしたことがありました。
それはボーリング対決。
ボーリングに勝てば、お互いの言うことをを聞くというものでした。
ちくわは女子ですが、ボーリングは自信あり!
普通にやれば、ちくわが勝つだろうという実力差でした。
しかし、夫は何とか私に勝とうと、朝5時~仕事前まで、対戦の日に向けて練習をしまくっていたようなのです。
結果は夫の勝ち!


毎日20ゲーム!?
ボーリングをやったことのある方は分かると思いますが、普通の人なら5ゲームもすれば腕は重たくなり限界に達します。
もうボールも投げれなくなってしまうほどの疲労感を感じるもの。
しかし、当時夫は「勝負に勝ちたい」という気持ちがすごく、それが結果、過集中につながったようでした。
朝まで寝ないで文字添削
2018年の夏、ちくわは一世一代をかけた大切なプレゼン大会を控えていました。
夫もそれを大変応援してくれ、私の作る原稿に意見をくれていました。
毎日夜遅くまで内容を見直しながら、夫にも意見を聞きながら進めていました。
ある日の夜、もう夜の2時を回るころだったので、私は先にベッドに行き眠りにつきました。
朝起きると、私の原稿を添削し続ける夫の姿がありました。

何ともすごいと言わんばかり…。
聞くと、集中し過ぎて、寝ることさえも忘れていたようなのです。
あっぱれな過集中にビックリ…。
おかげで凄く素敵なプレゼン内容になりました。
学生時代は深夜までボールを打ち続ける
ちくわの夫はテニスコーチ。
学生時代の部活エピソードを聞くと「練習時間が終わった後もひとりで練習してた」とのこと。
練習時間前からずっと1人でボールを打ち
練習時間後もずっと1人でボールを打ち続けていたそうです。
ひどい時は、深夜まで。
熱中すると、疲れるという概念さえも吹き飛ばし、ずっとずっと没頭することが出来る。
これが過集中のすごさです。
スポーツをしている方にはわかると思いますが、練習し続けられるというのは1つの才能と言ってもいいのではないでしょうか?
ピアノは脅威の成長スピード
ちくわの夫は、2019年に趣味でピアノをはじめました。
それまで一度もピアノをやったことがない初心者。
もちろん楽譜がほとんど読めないにも関わらず、何と中級レベルの楽譜に挑戦!!
すこしだけピアノ経験があるちくわは、難しすぎる楽譜を見て

と思っていました。
しかし「絶対にピアノを弾きたい」という思いが熱く、深夜まで練習する夫。
仕事後にはピアノのレッスンに通い、早朝に起きて練習する夫。
そしてついに中級レベルの楽譜を完璧に弾きこなしてしまったのです。
あっぱれ過集中!
大人アスペルガー特徴~過集中~まとめ
いかがでしたか?
過集中は発達障害に与えられた、ギフトと呼ばれることもあります。
しかし、裏を返せば身体を壊してしまうことにもなりかねません。
よって、周りの人間が声をしっかりかけたり、時間を決めてアラームを促したり、ほどほどでSTOPしてあげるサポートも必要です。
特に子どもの場合は、自分では止められないので注意が必要でしょう。
