結婚式は台風でも中止にならない!?決行が多い理由と2020年の傾向予想

夏から秋にかけては気候が良く、結婚式シーズンが到来します。

職場の同僚や、友人の結婚式に招待されている方も多いのではないでしょうか?

しかし、結婚式シーズンにかぶせてやってくる恐ろしい天災。

それが台風です。

ゲスト
今週末、友人の結婚式に招待されてるんだけど、結構でっかい台風きてるな…。

結婚式、中止なのかな?それともそのまま決行?

ちくわ
当ブログ管理人、現役ウエディングプランナー11年目のちくわです。

週間天気予報で台風がきてると、結婚式どうなるの!?ってなりますよね。

ゲスト
そうそう。

正直、新郎新婦本人が1番「まじか」って思ってるだろうし「結婚式あるの?」って聞きづらい。

ちなみに結婚式って台風がきてる場合、中止と決行どっちになることが多いの?

この記事では、台風直撃によって結婚式は中止になるのか、それとも決行なのか、私の経験を交えて紹介していきます。

【本記事の内容】
〇台風でも結婚式が決行されることが多い理由
〇台風で結婚式が中止されるか、決行されるか2020年の傾向予想
〇大型台風直撃の中、結婚式を決行した裏側エピソード

結論ですが、大型台風が直撃する予報だとしても、結婚式はそのまま決行されることが多いです。

本記事は決して『台風でも結婚式を決行するべき』ということを言いたいのではありません。

過去の経験をもとに事実をお伝えしますが、2020年はどんな規模の台風がくるのか分かりません。

また、台風で結婚式が中止になるのか、決行されるのかは地域によって大幅に異なります。(今回私がお伝えするウエディングプランナーとしての経験談は『大阪』での出来事です)

よって、台風最新情報を常に確認し、新郎新婦からの連絡を待つのはもちろん、1番に命を守る行動を心がけてください。

台風でも結婚式が決行されることが多い理由

理由は以下の3つです。

〇人生の中で最も大きなイベントである
〇中止すると新郎新婦に高額の料金がかかる
〇台風は前もって予測できる天災である

人生の中で最も大きいイベントである

新郎新婦の気持ち
親も友人も同僚も楽しみにしてくれている。

しかもせっかく長い時間かけて準備してきたのに…簡単に中止していいのかな?

人生には、自分のために多くの人が集まってきてくれる機会が3回あると言われています。

1つは自分が生まれた日。

もう1つは自分が死んだ日。

そして、結婚式です。

この中で、記憶があるのは結婚式だけ。

つまり、人生の中でも結婚式は最も大きなイベントの1つであると言えます。

結婚式の規模やスタイルにもよりますが、新郎新婦は約1年前から式場の下見をし、契約を交わし、プランナーと何度も打合せを重ね、準備をします。

また、家族や親族はもちろん、会社の上司や友人も、ずいぶん前からこの日のために予定を調整してくれています。

よって、簡単に中止を決断できるようなイベントではないということです。

仮に中止したとしても、そこまで大した雨風でなかった場合「やれば良かった。これなら結婚式やれたのに。」と後悔することも頭をよぎります。

その結果、よほど大型台風でない場合は、そのまま決行するカップルが多くなる傾向にあるのです。

中止すると新郎新婦に高額の料金がかかる

新郎新婦の気持ち
そりゃリスクを考えると中止するのがいいのは分かってる。だけど、中止して延期すると、さらに料金がかかるのは正直キツイ…。完全に予算オーバーだよ。

台風が発生し、日本列島に接近していると分かるのは、結婚式の約1週間前になります。

さらに、台風が自分の地域に直撃するか予想が立つのは前日。

つまり、台風による中止か決行かの判断はギリギリにせざるを得ないということです。

私の働く式場では、規約上、結婚式前日のキャンセル料は100%です。

ただし、台風で中止はするものの、後日に延期という判断をした新郎新婦には、費用の一部をお支払いいただく決まりになっています。

費用の一部とは、すでに準備が完了してしまっているものを指します。

【前日に準備が完了しているもの例】

〇料理…人数分の仕込みが完了している
〇ウエディングケーキ…生の場合も土台は完成済み
〇引出物…全て納品済み
〇ウェルカムボード…日付を入れて納品済み
〇装花…設置は当日だが、前日に会場アレンジとブーケは作成済み

費用の一部と言っても、仮に【80名/400万】の結婚式を中止(延期)した場合、ざっと150万円ほどの料金を余分に支払う必要があるということです。

延期だとしても、もちろんまた料理やケーキは必要ですから、予定していた結婚式費用にプラス150万円かかることになります。

新郎新婦は20代~30代が多く、150万はとても高額な料金です。

料金の面から中止することが難しいため、それほど大型の台風でない場合は、結婚式をそのまま決行するカップルが多くなるのです。

台風は前もって予測できる天災である

新郎新婦の気持ち
結婚式ってそう簡単に中止できるイベントじゃないし、料金150万ってやばい。仮に決行するとしたら、ゲストは何人来てくれるのかな?

予期せぬ地震や火災とは違い、台風はある程度予測ができる天災です。

なぜなら、進路状況・被害規模などがテレビで確認も出来ますし、公共交通機関がいつストップするかも前もって知ることが出来ます。

よって、たとえ遠方に住んでいたとしても、前日入りや当日宿泊など手段を駆使すれば、結婚式には参加できるということです。

もちろん仕事等の都合はあるかもしれませんが、ゲストが結婚式を第一優先で考えるのであれば、やってやれないことはありません。

最終的には「台風で来れない人がいても仕方ないし、自分達のために来てくれる人だけ集まってくれればそれでいい」と最終的に決行を判断する要因となるのです。

台風で結婚式が中止されるか、決行されるか2020年の傾向予想

先ほどは、台風でも結婚式が決行されることが多い理由についてお伝えしました。

ただし、私は2020年は例年よりも台風で結婚式を中止する新郎新婦が多くなると予想しています

その理由は以下の通りです。

〇2018年・2019年の台風被害の大きさ
〇2020年7月九州豪雨の影響

 

2018年・2019年の台風被害の大きさ

質問者
そういえば、ここ近年は台風の被害が大きいイメージがあるなぁ。

2018年の9月4日に、大阪に超大型の台風21号が上陸。

車が横転し、電柱や木がなぎ倒され、関西国際空港が冠水するという被害が出ました。

日本経済新聞参照(2018年9月4日台風21号の被害)

2018年は日本に台風が上陸した数が記録的でした。

今まで台風をなめていた人たちも、台風の怖さを身をもって実感しました。

その影響からか1年後の2019年、私の働く式場でも結婚式を中止をするカップルが何組か出ました。

実は、私の働く大阪の式場では2010年~2018年までの9年間、台風による結婚式の中止は1組もありませんでした。

つまり、台風が直撃したことは何度もありましたが、全組の新郎新婦が出した決断は「決行」だったのです。

理由は、大阪はいつも「超大型台風」と報道されつつも、実際は大した雨風でないことがほとんどだったからでしょう。

大阪においては、昨年2019年の台風被害は、2018年ほど大きくはなかったものの、台風15号が千葉県に甚大な被害を出したのは記憶に新しい人が多いかと思います。

よって、2020年は台風で結婚式を中止する新郎新婦が比較的多いのではと予想されるのです。

2020年の九州豪雨

台風ではありませんが、今年2020年7月の九州豪雨によって、熊本県南部を中心に甚大な被害が発生しました。

Yahoo!ニュース参照(2020年7月3日~14日九州豪雨の被害)

死者63人、住宅の浸水被害は1万棟超、今現在でも避難生活を余儀なくされている方がたくさんいます。

専門家も、今の気象傾向では「50年に1度」のレベルはもはや珍しいことではなく、今まで大丈夫だったというのが通用しないことを肝に銘じてほしいと呼びかけています。

そのため、リスクを最優先に考え、結果中止を選ぶ新郎新婦が多くなるのではと予想されます。

2018年の大型台風でも結婚式を決行した裏側

以下、結婚式の当日、大型台風が直撃する予報の中、結婚式を決行された新郎新婦のエピソードと式場スタッフの裏側を紹介します。

超大型台風24号直撃予報。結婚式は中止?それとも決行?

先ほど前述した通り、大阪に甚大な被害をもたらした台風21号から1週間後。

立て続けに超大型の台風24号が発生。

日曜日に大阪に直撃すると予報が流れました。

私の式場では、日曜日に1組結婚式が予定されていました。

結婚式開始時刻は16時。

ゲストは14時~15時に集まる予定でしたが、公共交通機関は正午で完全ストップされることが前日に決定されました。

最も雨風が強くなる予想時刻は19時。

19時はちょうどゲストが結婚式終了後、帰らなければならない時間です。

「ゲストもほとんどが集まれないかもしれない」
「ゲストが結婚式終了後帰れないかもしれない」

新郎新婦は、前日夜ギリギリまで中止か決行か悩まれていました。

さらには、100万円近い料金も発生してしまいます。

怒りや悲しみの矛先を誰に向けていいのか分からず、新婦はただ泣くばかりでした。

私たちスタッフも何とか力になりたいものの、台風接近を前にどうすることもできずにいました。

せめてゲストが安全に帰れるようにと、タクシー会社に電話予約しようと試みましたが、全てのタクシー会社に台風を理由に断られてしまいました。

バス会社にも電話をしましたが、強風で横転の可能性があるかもしれないと、話すら聞いてもらえません。

悩みに悩んだ末、新郎新婦が出した結論は、結婚式決行。

ここから私たちスタッフの奮闘がはじまります。

ゲストが早く来れる場所を提供する

16時からの結婚式でしたが、通常通りの集合だと公共交通機関がストップしてしまい、ゲストは式場にたどり着くことが出来ません。

そこで、特別に朝から式場を全開放し、ゲストさえよければ早めにお越しいただけるようにしたのです。

そして結婚式当日の日曜日の朝。

まだ風も強まる前。

電車で式場まで来る予定だったゲストが、朝9時頃からたくさんいらっしゃいました。

新郎新婦は、待合室にトランプ・オセロ・麻雀・ふたりのアルバムなど、時間をつぶしてもらえるようなアイテムを用意。

出来るだけゲストを手持無沙汰にさせないように工夫をしてもらいました。

そして私たちスタッフは、特別オリジナルドリンクを作成し、ゲストにゆったり過ごしていただくようおもてなしを徹底したのです。

アルバイトスタッフの安全を確保!少人数で結婚式をまわす!

従来、結婚式当日の運営というのは、社員とアルバイトスタッフで運営するのが一般的です。

しかし、アルバイトスタッフのほとんどは学生さん。

式場に来てしまうと、ゲストだけでなく、スタッフも自宅に帰れない危険性がありました。

そこで社員8人だけが出勤し、80名の結婚式を運営することにしたのです。

通常80名の結婚式だと、15人ほどで運営するのが普通。

明らかに人数は足りていませんでしたが、この危機的状況に、チームワークも倍増。

ひとりひとりが「最高の結婚式」を目指し、結果完璧にゲスト全員をおもてなしすることに努めました。

ゲストが安全に帰れるまでが結婚式

予報通り、結婚式終了の19時に台風は直撃。

公共交通機関はまだストップしていたため、式場で待機したい方への部屋を用意。

さらに私の式場では、車来館の方が使用するコインパーキング代は通常自己負担になるのですが、この日だけは全て式場側で費用を負担することに。

なるべくストレスがないよう、自宅へお帰りいただくまでが結婚式だということを強く意識しました。

ただ幸い、思ったよりも雨風は強くなく、タクシーも数台走っていたので、ゲスト全員が無事岐路につくことが出来ました。

80名のゲスト全員が参加

この結婚式でとても印象深かったことがあります。

それは、予定していた80名のゲストが誰一人欠けることなく、全員結婚式に参加されたことです。

台風を理由に欠席をすることが悪ではありません。

ただ、ゲストから
「〇〇ちゃんじゃなきゃ来てないよね」
「〇〇ちゃんのためなら這ってでも来るよ」
など、新郎新婦を思う言葉が飛び交うのを見て、幸せな気持ちになりました。

結婚式終了後、新郎新婦は
「結婚式をやって良かったです」
「私たちとっても愛されてるって実感出来ました」と笑顔で話されていました。

台風直撃によって、とても辛い想いをされた新郎新婦のおふたりですが、ゲストが自分達を思う気持ちを最大限に感じることが出来た1日となったエピソードです。

まとめ:2020年は台風で結婚式が中止されることが例年よりも多い

まとめ
〇台風でも結婚式を決行することが多い
*人生で最も大きなイベントだから
*高額な料金が新郎新婦にかかるから
*台風は前もって予測できる天災だから

〇2020年は例年よりも台風で結婚式を中止する新郎新婦が多い予想
*2018年・2019年の台風被害が大きかったため
*2020年の九州豪雨の影響

ちくわ

その他、台風の影響は地域や結婚式のスタイルによって大きく変わります。

例えば沖縄だと台風の影響を受けやすいですが、東北だと影響を受けづらい。

海の砂浜ウエディングだと影響を受けやすいが、式場内だと影響を受けづらいなどです。

質問者
よく分かりました。

とりあえずは、新郎新婦からの連絡を待ってみます。

参加・不参加はのちに決めますが、参加すると決めたら計画的に式場へ向かい、盛大にお祝いしたいと思います

結婚式が中止か決行かの最終判断は、新郎新婦です。

どんな判断だったとしても、それは新郎新婦が悩んで悩んで出した答えです。

参加不参加に関わらず、おふたりの答えを尊重してあげてください。

そして、形にこだわらず、心からお祝いの気持ちを伝えてあげてくださいね。

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